前話ではアシェラッドさんの出自が少しだけ垣間見えたかと思えば、
敵軍に囲まれて絶体絶命のところで終わるという、熱い展開でした。
その展開からの13話。
アシェラッド兵団VSトルケル軍の行く末も気になるところですね!
ヴィンランド・サガ13話感想
第13話「英雄の子」
川を渡りウェールズに逃れ、王子クヌートを連れてトルケル軍の追撃を脱したアシェラッド兵団。しかし、ブリケイニオグ王国国境付近で岩場に隠れていた兵士たちに包囲され、足止めを食らっていた。
アシェラッドは王国の使者と交渉を試みる中で、彼の「計画」を明かすのだった。
アシェラッドはウェールズの・・・!?
今回はとにかくアシェラッドさんの頭のよさがわかるお話でしたよね。
もともと頭の切れるキャラクターとして描かれてはいましたが、なんかもうアシェラッドさんさえいれば怖いものなしなんじゃ?って思うほどでした。
アシェラッド兵団を囲んだ男たちのリーダーとの話し合いでは、先方がアシェラッドさんの事情をよく知っていて実はすべて仕組まれたものでしたっていうオチ。
なんとなくそんな気はしていましたが、すごいとんとん拍子に話が進んでいく…。
でで。
そのリーダーが実はウェールズの小国、アッサー王ときた!!
なるほど、アシェラッドさんが渡し舟のおじさんに渡した手紙はこの人が読んでいたのか。
そうこうしていると、アッサー王があることをアシェラッドさんに訊きました。
それは、 アシェラッドさんのお母さんがウェールズの元王女リディアだった、ということ。
え、ええええええ!!?
父親のオラフはデーン人の豪族でウェールズ沿岸の土地を略奪し、愛妾としてリディアを攫い、その時にできたのがアシェラッドさん、と。
(オラフって聞くと、どうもあの雪だるまが出てきちゃうんですが…笑)
つまり、アシェラッドさんって……??
突然のことに頭がついていかなかったのですが、アシェラッドさんの頭の良さの理由というかなんというか、納得しちゃいました。
そこからアシェラッドさんは自身の計画(野望かな)を語るわけなのですが、それがまた壮大でして。
いやでも、デーン人とウェールズ人の混血であるアシェラッドさんならではの考えでありやり遂げられる計画なんですよね。
でもアシェラッドさん。
生まれた境遇から、実はデーン人のことが嫌いなんですって。
それなのにデーン人のバイキングにいて、しかも頭。
どんな気持ちだったのかなぁ……
クヌート王子結構かわいいじゃないか!
アシェラッドさんになかば無理やり前線に立たされそうになったクヌート王子。
案の定なにも言えずにラグナルの後ろに隠れてしまうわけなのですが、そんな自身をクヌート王子は「慎重」なのだと言い張ります。
確かにあの場で下手な発言して国家問題とかに発展しても大変ではありましたけれど、物は言いようだ…。
次代の王様なのであれば、やはりなにかしら、ね、ないと。
そんなクヌート王子がガンガンに喋り出したきっかけとなったのは、奇しくも同い年であるトルフィンでした。
なんかもう、ただの同級生の口喧嘩みたいでしたね(笑)
アシェラッドさんは、これまで見越していたのかなぁ。
・・・偶然かなぁ(笑)
でも、トルフィンとの口喧嘩でのクヌート王子は結構かわいかったな。
クヌート王子の立場とかを考えると、そうだよなぁと思う面もあるので、トルフィンの存在がクヌート王子にとっていい刺激になるといいですね!
まとめ
なんだか主人公実はアシェラッドさんなんじゃ…?ってくらい、ここ数話アシェラッドさんが大活躍なヴィンランド・サガ。
アシェラッドさんのお母さんは、アーサー王伝説のルーツとなったアルトリウスの子孫とかなんかもういきなりすごい出自が発覚したりもしましたけれど。
本来の主人公であるトルフィンも、ここからどう動いていくのか、ですね。
トルケルさんの動きも気になるところですし、はたしてアシェラッドさんの計画通りに事は進むのか。
少しお話的には落ち着いてきている印象なので、この先また激しくなってくるのかも楽しみですね!
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
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